台湾南部で起きた地震による死者の数が41人に増えた。台湾南部で6日未明に起きたマグニチュード6.4の地震では、台南市で大きなマンションが倒壊するなど複数の箇所で被害が出た。
台南市政府消防局災害対応センターの統計によると、9日正午の時点で死者は41人。そのうち39人がマンション倒壊現場での犠牲者。この現場での行方不明者、すなわち瓦礫の下に閉じ込められていると見られる人は109人。また、中央災害対応センターの統計では、台南市での負傷者は497人、すでに406人が退院。
マンション倒壊現場ではこれまで、捜索救助隊が現場に入って、手や小型の機器で負傷者の救出に当たっていたが、生存率が一気に下がるとされる事故発生後72時間が過ぎたことから、台南市の頼清徳・市長は、解体用の重機を使っての捜索に移行すると決定。
「生存者の救出を放棄したのでは」と疑う行方不明者の家族たちに対し、頼・台南市長は、「瓦礫をつかんで取り除き、救助活動のためのスペースを確保しようとするもの」と説明した。9日の朝から、エリアを分けた上で、解体用重機、そして救助隊による手作業での捜索が続けられている。