台湾南部・高雄市美濃区を震源とした強い地震が6日午前3時57分に発生。これを受けて政府は4時15分に中央災害対応センターを設置、馬英九・総統は21分に同センターに入った。
馬・総統は、被害の最も深刻なのは台南市永康区国光5街で、一カ所でビルが倒壊していると指摘した。救助された人は軽傷だが、捜索救助活動が続いており、馬・総統は、「13階のマンションで被害は大きい」として、病院や宿泊施設に対しては被災者を受け入れる準備を要請した。
また、交通面で馬・総統は、台湾高速鉄道並びに台湾鉄道にレールが地震によって影響を受けていないか速やかに点検を行うよう指示、特に台湾中部・台中市以南の点検を強調した。馬・総統は、6日は旧暦の大晦日前日で大勢の人が帰省する日であることから、交通部が各地の観光バスなどを動員して帰省を支援するよう求めた。馬・総統は各政府機関がいつでも必要な人員を動員できる態勢を整えるよう要求した。
災害対応センターの指揮官を務める内政部の陳威仁・部長は、南下する帰省客は台中までしか行けず、台中駅が大混乱する恐れがあるとして、台中市警察局と長距離バス業者は速やかに対応準備を整えるよう求めた。また、旧正月前後でホテルは空室が少ないだろうとして、被災者の避難場所としては軍部の基地の他、寺や大学の宿舎などを提案している。