ベトナムでは南シナ海の領有権問題について、反中国大陸の暴動が起き、現地で展開している台湾企業関係者に飛び火をした。多くの台湾企業の工場が破壊され、ものが奪われた。
与党・国民党の主席を兼務する馬英九・総統は14日、国民党の中央常務委員会で、ここ数日、ベトナムで発生した暴動について常に関係機関と連絡を取り、状況の把握に努めている。一部の台湾企業関係者が負傷したという情報を受けたが、命に別状はないようだと説明した。
馬・総統は外交部に対して、ベトナム政府に、現地の台湾企業関係者の人身の安全確保に全力であたるよう要求することを指示した。
一方、外交部の林永楽・部長は14日午前、中華民国台湾駐在のベトナムの代表を召喚、ベトナムでの暴力行為を強く非難すると共に、中華民国政府の強い関心も伝えた。林・部長は、ベトナム政府に対して事件の鎮静化に努め、直ちに秩序を取り戻し、台湾企業関係者の安全を守るよう求めたほか、台湾企業が受けた損害について、すべてが落ち着いてから、ベトナム政府は責任のある態度でこの問題に臨み、関連の補償を検討するよう促した。