疾病管制署(疾管署)が、ジカウイルスに感染したかどうかを48時間以内に確認できる態勢を整えた。ジカウイルスの感染が世界的に広がりつつあり、すでに約30カ国で感染例が確認されている。感染するケースは主に中南米とカリブ海地区。ブラジルの衛生当局は感染者は44万人を超えたと推計、コロンビアでも2万人以上が感染したとされるなど、さらに拡大する可能性がある。
台湾では1月10日にタイからやってきたタイ人の感染が確認されたのが唯一のケースで、台湾での感染者はまだ見つかっていない。1月10日以降、空港での体温チェックで感染が疑われた例は253例あったが、いずれもジカウイルスに感染してはいなかった。
ジカウイルスの脅威に対し、政府はすでに中央伝染病対策指揮センターを立ち上げている。衛生福利部疾病管制署の周志浩・副署長は、実験室を整備しており、感染の疑いがあるとされた人に対しては無料で検査を行い、48時間以内に結果が明らかになる態勢を整えていると述べた。また、旧正月休みの間も感染と感染の拡大防止への取り組みは緩めない。
大人がジカウィルスに感染しても、一般的に症状は軽微である一方、妊婦が感染した場合は子供に障害が出る可能性が指摘されている。このため疾病管制署は、小頭症の嬰児を確認した医師は進んで通報するよう呼びかけている。
一方、台湾南部・台南市の頼清徳・市長は閣議で、ジカウイルスは昨年台南市で広がったデング熱と同様に蚊が媒体だとし、政府が台湾南部に国家レベルの研究センターを設けるよう提案した。張・行政院長はこれを受けて、衛生福利部が、南部にある高雄医学大学デング熱医学センターなど、伝染病防止のための現有の資源を確認し、台南市の提案の方向で検討するよう指示した。