与党・国民党内部で、中堅から若手の力の結集や2018年の統一地方選挙への早目の準備を求める声が上がっている。先月行われた総統選挙と立法委員選挙で国民党は大敗、政権交代を許したばかりでなく、立法院での多数政党の座も初めて失った。この惨敗の原因を分析した報告書が3日に明らかになった。
この報告書では、国家運営の成果が国民に認められなかったこと、台湾海峡両岸政策の成果を際立たせられなかったこと、党内の団結が不十分だったこと、インターネットを通じた党運営が不十分だったこと、そして長期的な人材育成ができていないことを五つの敗因としてまとめた。一方で今後の努力方向として、民意に耳を傾けること、理性的に政府を監督すること、人材を広く求めること、ネットによるコミュニティの運営を強化することとしている。
しかし、この報告書はたちまち、党内から新味がないと批判を浴びることに。国民党中央常務委員会の謝龍介・委員は4日、報道陣に対し、敗因には様々な面があるのでいくつかにしぼる必要はないとし、政府に優れた業績があったにもかかわらず、党内の同志たちが批判に反論しなかったことこそ問題だと強調した。そして、新たな党首がリーダーシップを発揮し、党内の中堅から若手を団結させることが急務だとの見方を示した。
また、国民党の主席補欠選挙に立候補している林栄徳・中央常務委員は、新たな党員を募集し、党全体の士気を高めること、並びに2018年の統一地方選挙への準備に早くから取り掛かることが大切だと主張した。