馬英九・総統が南シナ海平和イニシアチブへのロードマップを発表したことに米国が感謝した。馬英九・総統は28日、南シナ海に浮かぶ南沙諸島最大の島、太平島を初めて視察した。馬・総統は太平島で中華民国の主権をアピールすると共に、自らが提唱する南シナ海平和イニシアチブを実践するためのロードマップを提示した。
このロードマップは、「協力が必要、衝突は不要」、「共有が必要、独占は不要」、「実務的であることが必要、にらみあいは不要」という、「三つの必要、三つの不要」の枠組みで、馬・総統は、一本の実行可能な道、二つの必要な説明、三つの推進プロセスも打ち出した。
米国務省で東アジア及び太平洋地域を担当する報道官は28日、このロードマップについての質問に電子メールで回答。同報道官は、米国の南シナ海問題についての立場には原則があり、長い歴史を持つとする一方、台湾が提示する南シナ海平和イニシアチブが、権利を主張するすべての方面に対し、自制、並びに緊張を高める可能性のあることの回避、国連海洋法条約などへの尊重、そしてその具体的な実践を呼びかけていることに感謝すると述べた。
同報道官は、米国は南シナ海のこれらの争いに対して特定の立場はとらないが、海事上での権利の主張は海洋法に則ったものであるべきというのが米国の立場だと強調。そして、南シナ海における島嶼の主権を台湾が主張していることについては、「米国に特定の立場はない」と述べるにとどまった。