与党・国民党の次期党主席選挙で、前台北市長の郝龍斌氏が出馬を宣言した。国民党は先週行われた次期総統選挙と立法委員選挙でいずれも惨敗し、総統候補も務めた朱立倫・主席が引責辞任しており、党勢の立て直しに挑む後任の主席が誰になるのかが注目されている。
立法院で副院長を務め、当初、今回の選挙での総統候補だった洪秀柱・女史が20日に立候補を宣言したのに続いて、郝龍斌・前台北市長も21日夕方に出馬宣言を行った。郝龍斌氏は国民党副主席で、今回の立法委員選挙では台湾北部・基隆市から立候補したが落選した。郝氏はこのため副主席を辞任していたが、改めて主席の座を目指すことになった。
郝龍斌氏は、今、党主席を担う責任の大きさを強調、洪秀柱・女史の立候補を称える一方で、自らと洪・女史の台湾海峡両岸政策、党勢回復への道の考え方には明らかに違いがあると説明。郝龍斌氏は、国民党に必要なのは再建ではなく再生だとし、未来の党主席は様々なグループの考え方を受け入れ、台湾の主体的な意識をさらに理解せねば、多数の人々の支持を得ることはできないと話している。
また、呉敦義・副総統の出馬が取りざたされていることについて、郝龍斌氏は、呉・副総統の台湾中南部に対する理解は自分より深いとして、呉・副総統が自分を納得させられるなら支持に回ることもありうると述べた。