海運業大手、エバーグリーン・グループ(長栄集団)の創業者、張栄発・総裁が20日午前、死去した。88歳だった。
張栄発氏は日本占領時代、1927年、台北州蘇澳(現在の宜蘭県蘇澳鎮)生まれ。1968年9月、海運会社・長栄海運を設立し、中古の貨物船一隻から一代で大企業グループを築き上げた。1985年、長栄海運は世界最大のコンテナ海運会社となり、1987年9月に上場した。
1989年にはエバー航空を設立、1991年7月1日営業を開始し、台湾初の国際線を運航する民間航空会社となった。2001年9月に上場した。
エバーグリーン・グループは海運業、空運業のほか、陸上運輸、倉庫、物流、ホテル、レストラン業など多くの子会社をもち、近年は精密機械や飛行機のエンジン部品などの分野にも進出している。
張・総裁は慈善家としても知られ、1985年に基金会を設立以降、若者や社会的弱者のサポートを行ってきた他、2011年に日本で東日本大震災が発生した際には日本円で10億円を寄付、2012年の春の叙勲で旭日重光章を受章した。