馬英九・総統が、立法院における多数党による組閣を望んでいる。馬英九・総統は18日、米国の特使、ウィリアム・バーンズ前国務副長官と会見した。席上、馬・総統は総統選挙の結果が出て直ちに、当選した野党・民進党の蔡英文・主席に祝いの電話をした中で、今回の改選で民進党の立法委員が立法院で過半数を獲得しており、次の行政院長には新たな民意が支持する人物を指名できるよう望む立場を伝えたことに言及した。馬・総統は、政局の安定、社会の調和のため、そして政務が停滞せず、政府が空転しないためだとしている。
馬・総統は、総統府で蔡英文・主席とこれについて話し合えるよう希望した。しかし、蔡英文・主席は現行の憲法では、立法院で多数を占める党が組閣することは不可能だと考えている。
馬・総統は、「蔡・主席は最近の発言の中で、みなが選挙後の台湾の新たな民意を尊重するよう繰り返し強調していた。立法院での過半数はまさに新たな民意だ。毛治国・行政院長は午後に総辞職の準備を進める。ただ、自分は蔡・主席にじっくり考えてもらいたいので、それまで総辞職は批准しない」と述べ、蔡英文・主席に再考を促す考えを示した。
現在の制度及び慣例では、立法院改選に伴い行政院は総辞職。総統は5月20日(新総統就任日)の正式な政権交代までの行政院長を指名せねばならず、立法院で小数派となった国民党の政権が向こう4ヶ月間のための行政院長を指名することを問題視する見方が一部に存在する。