中華民国第14代正副総統選挙と第9期立法委員選挙が16日に行われ、総統選挙では最大野党・民進党の蔡英文・主席が大差で勝利し、政権交代を実現。立法委員選挙でも民進党が過半数を獲得、国民党は選挙前の64議席から34、5議席に減らしたものと伝えられている。
総統選挙で国民党の候補者は、台湾全域22の自治体のうち、南東部の台東県、東部の花蓮県、離島の金門県を除いて全て敗れるという惨敗。これを受けて国民党の朱立倫・主席は午後7時ごろに敗北宣言を行った。
朱・主席は支持者に謝罪、努力が足らず期待に応えられなかったとして、徹底的に反省すると述べると共に、国民党主席をただちに辞任すると宣言した。朱氏はまた、蔡英文・民進党主席の当選を祝福、与野党に民意の方向を知らしめた台湾の人々こそが最大の勝者だと強調した。また、国民党はこの敗北を心に刻み、人々の声に耳を傾ける他、野党として政府を監視する役割をしっかりと果たすと述べた。
朱氏は、過去数年、国民党は政策の主張や人事、社会との意思疎通の言葉と態度でしくじり、民意の大きな変化につなげてしまったと反省、今後は社会の末端の人々に寄り添い、人材を育てなければ4年後の再起はできないと述べた。