内政部警政署が、選挙前の警戒を強めている。中華民国第14代正副総統選挙と第9期立法委員選挙は16日に行われる。内政部警政署は14日、選挙に関する治安維持作業会議の記者会見を開き、治安維持への取り組みについて説明した。
最大野党・民進党の次期総統候補、蔡英文・主席が13日夜に台湾中部・台中市で開いた支持者との集会に出席する際、警察は脅迫の情報を入手したとして防弾チョッキの着用と参加方式の調整を求めた。警政署の陳国恩・署長は、結局はデマだったとしながらも、不測の事態を避けるため、候補者が国家安全機関の要求に応じ、群衆の中には入っていかないよう望む立場を強調した。
陳・警政署長は、「インターネット上でこうしたうわさが出て、我々は会場に人員を派遣した。結局はデマだったが我々は広く情報を収集し、治安維持に努めている。我々は安全確保を目指しており、やはり候補者には防弾チョッキを着ること、そして、群衆の中には入っていかないことを希望する。不測の事態を比較的防ぎやすい」と述べた。
警政署は昨年12月18日に選挙に向けた治安維持作業合同指揮所を設置、警察官のウェアラブルデバイス、重要な交差点の防犯カメラシステム、高画質映像などハイテク設備を通じて、重要な選挙活動の映像を指揮所に送り、各地の治安状況を常に把握しているという。
警政署では、投票日まで2日となり、各地で行われる候補者と支持者との大規模な集会などに大量の警察官を動員して治安維持を図る他、投票用紙の輸送の護衛などにも力を入れると説明。投票日当日には台湾全域1万5582カ所の投票所に、警察官、並びに協力人員4万人近くを配備し、円滑な投開票を確保するということ。