1月16日に行われる中華民国総統選挙まで、2週間を切った。各立候補者たちは、最後のラストスパートに入っている。
与党・国民党の朱立倫・主席は、3日、台湾北部の新竹に赴き、全国客家後援会団結大会に出席した。客家勢力は、国民党にとって大切かつ非常に堅固な支持勢力。3日はあいにくの雨模様だったにも関わらず、台湾15の県・市から、1万人近くの支持者が集まった。
朱・主席は、幼少の頃から客家村で育ち、これまで、立法委員(日本の国会議員に相当)、行政院副院長(内閣副総理に相当)、桃園県長、新北市長などを歴任してきた中で、客家関連の法案制定や、客家の権利を守る政策を打ち出してきたことを強調、客家の人々に、客家文化の擁護者、支持者としての立場をアピールした。また、客家の人々は困難に遭遇しても弱音を吐かず最後まで諦めない「客家精神」を持っている、今回の選挙は厳しい戦いになるが、自分も「客家精神」を見習って最後まで戦う」として支持を呼び掛けた。
最大野党・民進党の蔡英文・主席は、3日、自身のフェイスブックで、若い有権者に向けた文章を発表した。
蔡・主席は、「近年、台湾では、若い世代が、変化、改革の担い手となっている。若者は何もわからないという声もあるが、過去に若者たちが行動したからこそ、現在の民主社会と自由な選択を享受できている」 「台湾の青年たちは理想と情熱を持ち続け、台湾をよりよくしようと試みている」 「すべての時代に、自由の権利を求め、勇敢に未来を創り出そうとしている若者に敬意を表する、若者の希望は自分たちの手中にある」 「勇気を持ち、未来を自分で決めよう」 と、若者たちに支持を呼び掛けた。
野党・親民党の宋楚瑜・主席は、3日、台北市郊外、北投の農禅寺に赴き、参拝した。
マスコミから、どのように総統選と、同日に行われる立法委員(日本の国会議員に相当)選挙を有利に導くのかと尋ねられた宋・主席は、「自分には何も資源がないが、真摯な仲間と支持者たちがいる。最後の鍵となる時に、全員の力をまとめあげたい、そのために全力を尽くしたい」 「台湾の人々は、統一派と独立派だけの戦場という局面に嫌気がさしている。1月16日は、この争いが続くかどうかの鍵となる。これを終わらせられるのは自分の手中の一票だ」 と語り、第三の勢力としての立場を強くアピールした。