国立故宮博物院南部分院の参観者枠が30日に一部増やされた。国立故宮博物院が台湾中南部・嘉義県太保市に建設した南部分院は28日にプレオープンした。来年3月31日までは完全予約制をとり、参観者はインターネットでの予約がなければ入ることができない。29日には予約の受付が始まったが、来年1月31日までの予約の枠はたちまちすべて埋まった。
これを受け、故宮博物院は、1日1000人としていた南部分院の入場者の上限を急遽見直し、29日の状況、元日からの三連休、また地元の人たちの期待、見学のクオリティなどを考慮した上で、来年1月1日より、1日の参観者数を750人増やすことにした。増加分については、30日午後2時から受付が行われた。なお、来年2月の予約は1月20日の0時に受付が始まる。
このほか、南部分院にある12支の動物の頭の銅像について、故宮博物院が説明を行った。これは、香港出身の国際的な映画スター、ジャッキー・チェンさんが寄贈したもので、中国大陸北京の円明園にあったとされる12支の動物の頭の銅像をモチーフにした現代美術の作品。ジャッキー・チェンさんは28日のプレ・オープンにも立ち会った。
故宮博物院が29日に明らかにしたところによると、ジャッキー・チェン基金会は2年余り前に、この基金会の芸術監督が手がけたこの作品を、故宮博物院に寄贈する意向を伝えてきたという。故宮博物院はこれを検討した結果、大変すばらしい作品であり、南部分院の70ヘクタールに及ぶエリアの屋外パブリックアートをより豊かなものにしてくれると考え、実物を見ることにした。そして送られてきた実物をさらに細かく検討した結果、南部分院をデザインした建築家、姚仁喜氏も気に入ったことから、寄贈を受け入れることにしたという。