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放射光中心、腸チフス治療へ重大発見

  • 29 December, 2015
  • Editor

国家放射光研究中心(センター)がサルモネラ菌の耐性に関するカギを発見、研究成果が国際的な科学雑誌に掲載された。腸チフスは感染性の強い疾病で、毎年世界で約20万人が死亡している。現在の主な治療方法は抗生物質でサルモネラ菌を殺すことだが、抗生物質に対する抵抗力、耐性がますます強まっている。

このため国家放射光研究センターは4年を費やして、腸チフスのサルモネラ菌の耐性のメカニズムを解き明かした。研究スタッフは放射光研究センターの台湾放射光施設(TLS)を利用して、サルモネラ菌の外膜たんぱく質ST50の構造を解析、さらに最近がどのように耐性を持つかに関するメカニズムを見つけ出した。この内容は11月に国際的な科学雑誌、「サイエンティフィック・リポート」に掲載された。

国家放射光研究センターの陳俊栄・教授は、この研究は数多くの細菌の耐性問題に用いることができ、将来的には特定の抑制薬物を開発し、細菌を死滅させられると述べた。陳・教授は、「サルモネラ菌だけでなく、その他の細菌、例えば大腸菌、アシネトバクター・バウマニ菌などにもこのたんぱく質が存在する。我々がそれに対する薬物を作れればこれら細菌を殺すことができる」と話している。

陳・教授によると、新薬の研究開発コストは8億米ドルから20億米ドルで、開発期間も15年ほど。陳・教授は、今回の発見は薬品開発の時間とコストを大きく減らせ、臨床試験などを加えて10年程度で新薬が完成できるだろうとしている。

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