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総統候補のTV討論会で舌戦

  • 27 December, 2015
  • Editor
総統候補のTV討論会で舌戦
総統候補の討論会

次期総統選挙(来年1月16日)の候補者3人による最初のTV討論会が27日午後に行われた。与党・国民党の朱立倫・主席、最大野党・民進党の蔡英文・主席、親民党の宋楚瑜・主席の3人が政策を戦わせた。

焦点である対中国大陸政策について、蔡英文・民進党主席は、1992年に香港で行われた台湾海峡両岸双方の窓口機関による会談で「互いに理解し、また『合意できる点を求め、立場の異なる点は残しておく』ことで、両岸関係を発展させる」とした歴史的事実は認め、受け入れるが、この歴史的事実をどう解釈するかについて自分は国民党と異なる意見を持つと述べた。また、民主社会には政権交代があり、中国大陸の指導者もこれが台湾における民主的な生活の現実だと認識し、台湾を必ず尊重するだろうとしている。

蔡・主席は、「自分の立場はシンプルだ。合意できる点を追求し、立場の異なる点は棚上げする。我々は中国大陸側とどんな議題についても落ち着いて話し合える。これは理性的な態度であり、中国大陸側も冷静に民進党と交流するだろう」と話した。

一方、朱・国民党主席は「92年コンセンサス」を堅持すると共に、蔡・主席が「中国大陸側と落ち着いて話し合う」としていることに疑問を投げかけた。朱・主席は、「蔡・主席は『92年コンセンサス』を認めないという一方で、中国大陸側と話し合って新たなコンセンサスを探るという。23年前に戻ると言うのか。我々にそんな時間があるのか」と述べた。

朱・主席が「92年コンセンサス」を認めるか認めないかの立場を明確にするよう求めたのに対し、蔡・主席は、「一つの選択肢だが唯一のものではない」と答え、立場表明は避けた。また、台湾海峡両岸協定監督条例の制定を3人はいずれも支持したが、朱・主席は、「これまで成立していない原因は民進党が阻止したから」と、蔡・主席の「次の国会での優先法案にする」との言い方を批判した。

また、蔡・主席が、民進党はすべて民意をよりどころにするとしたのに対し、朱・主席は、「何でも民意によるというが、人々が求めているのはリーダーだ。自分の考えが必要であり、すべて民意次第というわけにはいかない」と反論した。

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