アメリカのAMTIが、陳・内政部長の太平島訪問記録を掲載した。
アメリカ、ワシントンDCに設立された超党派のシンクタンク、CSIS(戦略国際問題研究所)に属する「アジア海洋透明性イニシアチブ(AMTI)」のウェブサイトは22日、内政部の陳威仁・部長が12日、南沙諸島の太平島を視察したことを紹介、太平島での生活と生態系の写真を計25枚掲載した。これらの記録では、井戸、作物の栽培、家禽類の飼育、生態環境、病院施設、滑走路、先日完成した灯台、そして真水を飲む人々などが紹介されている。
これらの写真は、太平島が「国連海洋法公約(UNCLOS)」の島嶼の定義に関する要件、そして公約121条の規定、島嶼とは人類が居住及び経済生活を送ることができるという規定を満たしていることを証明しており、太平島が自然の島嶼であることは疑いがない事実だといえる。
AMTIのウェブサイトでは、太平島は南沙諸島の中で面積が最大で、中華民国台湾がもつ唯一の自然地形であると指摘。その一方、太平島の法律的地位については、フィリピンが国連の海洋法公約で定める島嶼ではなく岩礁にあたるとして、オランダのハーグにある国際司法裁判所に訴えたことで話題になった、と紹介した。
AMTIのウェブサイトでは、仮に太平島が島嶼でなかった場合、国際法上では12カイリの領海のみ認められ、経済水域の設定は認められないことから、台湾は人類が住む上で必要なものは備えている島嶼であると主張しているとして、今回の内政部の陳・部長による太平洋訪問は、こうした論点を浮き彫りにさせていると指摘した。