野党・民進党の総統候補、蔡英文・主席が両岸関係について「現状維持」と「平和維持」の二大方針を示した。
蔡・主席は22日、台湾の7大商工業団体が主催する「台湾経済発展フォーラム」に出席、総統に当選した場合、中国大陸との関係の穏やかな発展を促すことに力を入れると強調、「現状維持」を両岸事務における原則とすると説明した。
そして、この「現状維持」には、台湾の自由で民主的な生活スタイルと、既存の憲政体制の維持が含まれると述べた。蔡・主席は、今後もこの20年間の両岸間の話し合いや交流で培ってきた成果を大切にするとして、両岸の和平、発展という現状を維持していくことを約束した。
一方、中共が対話の唯一の基礎として堅持している「92年コンセンサス」について、蔡・主席は、北京当局の態度は重要だが、台湾の民主社会の民意も非常に重要であり、台湾の民意と、北京当局の圧力との間にバランスを取らなければならないとして、両岸関係はこの地域のその他の国家の共同利益にも影響する、と述べた。
蔡・主席はその上で、両岸の差異は処理できないものではないとして、政権与党になった後、国際社会や中国大陸と意思疎通を強化し、挑発的な言論や突発的な事件のないように両岸関係の安定を維持していくと述べた。
なお、こうした蔡・主席の応答について、工商協進会の林伯豊・理事長は80点を、商業総会の頼正鎰・理事長は90点と、高い点数をつけた。