台湾の若者のうち半数近くが、占いや風水を好んでいることがわかった。科技部は16日、国民の科学技術に関する素養調査の結果を発表した。この調査では18歳から70歳の国民1831人を対象に、科学情報に対する興味と情報の入手先、科学への理解、科学技術問題に対する態度などについて、面接の方法で聞き取り調査を行った。
その結果、台湾の人たちが、「擬科学(科学的に確認できない法則や現象)」を信じている割合が低くないことが示された。30歳から39歳の回答者のうち、風水や占いを信じる人の割合は他の年齢層に比べて最も高く、風水は51.8%、占いは38.3%の人が信じていた。星座を用いた分析を信じる人が多いのは18歳から29歳で29.3%に達し、この割合は60歳から70歳の年齢層の2倍あまりとなった。全体的に見た場合、若ければ若いほど、こうした「擬科学」を信じる傾向にあるという。
科技部科学教育発展及び国際協力司の周倩・司長は、高齢者は健康に関心があり、若者は占いに関心があるという傾向は、若者が将来を見通せないことと関係があるのではと指摘している。そのため易者に聞いたり、星占いをしたりして人生の難しい問題への解答を求め、方向を見出そうとしているのだという。
調査を実施した中山大学の蔡俊彦・准教授は、性別によっても違いがあり、男性は超常現象や宇宙人を信じ、女性は星座を信じる傾向が強いと指摘している。