太平島の埠頭整備が完了し、使用が開始されたが、馬英九・総統の訪問は見送られた。一部メディアは、馬英九・総統が南シナ海における南沙諸島最大の島、太平島を訪れ、新たに整備された埠頭の使用開始式典を執り行うと共に、中華民国の主権をアピールすると報じた。太平島を訪問した中華民国総統はこれまで陳水扁・前総統のみ。
しかし、内政部の陳純敬・次長は11日、内政部の陳威仁・部長と行政院海岸巡防署の王崇儀・署長が12日に太平島を視察すると明らかにした。陳威仁・内政部長は12日、発表された予定通り太平島を訪問し、埠頭と灯台の使用開始を宣言。太平島を平和の島、生態系保護の島、そして低炭素の島に建設し、馬英九・総統の提唱する、南シナ海平和イニシアチブの具現化に全力を尽くすことを世界にアピールした。
馬・総統の太平島訪問は今回見送られた形で、これについては一部メディアが、米国側との話し合いを経て、馬・総統の訪問は取り消されたと報じている。
南シナ海平和イニシアチブは馬英九・総統が今年提示したもので、各方いずれも自制して、争いを棚上げし、問題は国際法にのっとて、平和的手段で解決し、協力メカニズムを築いて資源の共同開発を目指すというもの。