台湾を代表する銀幕のスターだった、柯俊雄さんが6日夜10時ごろ、肺がんのため台北市内湖区の三軍総病院で亡くなった。享年70歳。柯俊雄さんは、「愛国映画」で国軍の将校など軍人を多く演じ、そのタフガイぶりと愛国者のイメージは台湾の人たちの心に深く刻まれている。文化部は知らせを受けて、7日午前に国家映画センターと連絡、柯俊雄さんの出演作品をまとめて上映し、稀代の大スターを偲ぶ方針を明らかにしている。
柯俊雄さんは昨年、肺がんの末期と診断されて以降、病状は一進一退だった。最後に公の場に姿を見せたのは今年10月27日に国家映画センターが行った「世界視聴覚遺産の日」のイベント。この時には柯さん主演の作品がデジタル修復を終えて上映された。柯俊雄さんは、顔色こそ悪かったものの、みなが協力してこうした国産映画の保存と修復を進めるよう呼びかけていた。
柯俊雄さんは1945年、台湾南部の高雄市で生まれ、俳優として台湾、香港の映画を中心に活躍、アジアパシフィック映画祭最優秀主演男優賞を二度、台湾のゴールデンホースアワード(金馬奨)でも二度最優秀主演男優賞を獲得した。2004年には立法委員に当選して政界入り、立法委員を一期務めた。