世界最大の半導体ファウンドリーとして知られる台湾集積回路社TSMCが中国大陸の南京に進出する。TSMCは7日、経済部投資審議委員会に対し、中国大陸への投資申請を行うと発表した。12インチのシリコンウェハを使う半導体工場と設計サービスセンターを江蘇省南京市に建設する。計画全体での投資金額は30億米ドル程度だという。
TSMCによると、工場建設は単独での資金によるもので、1ヶ月にウェハ換算で2万枚の半導体生産が可能。2018年下半期には回路線幅16ナノメートルでの生産を開始する。この工場の生産能力はTSMCの今年の生産能力全体と比べた場合は2.5%前後。なお、TSMCではすでに10ナノメートルでの生産を台湾で始めて1年あまりとなっている。
この工場は特定の顧客のためではない。また供給先は中国大陸の顧客に限らず、世界中の顧客がビジネスの相手となる。工場と設計サービスセンターの新設で、それぞれ約1200人と500人を雇用。建設当初はTSMCの台湾本部、並びに上海松江工場から駐在員を派遣し、工事と生産設備の設置を進める。