20年あまり据え置かれてきた在来線・台湾鉄道の運賃が引き上げられる可能性が伝えられている。交通部の陳建宇・部長は今年9月23日、立法院交通委員会で、台湾鉄道は20年あまりにわたって運賃が据え置かれており、一日運行するごとに台湾元1300万元(日本円約4848万円)の損失となり、累積赤字は1000億元(日本円約3729億円)あまりだと説明、運賃の合理的な引き上げを希望しているが立法院が認めないと主張した。
野党・民進党の葉宜津・立法委員は3日これに対し、立法院は運賃の計算方式を審議するのみで、運賃自体は行政院の承認で可能だと反論。しかし、これに対し、陳・交通部長は、鉄道法の規定では葉・立法委員の言う通りながら、交通部はこれまで立法院で常に、運賃引き上げについて否定的な見方を突きつけられてきたと指摘し、このため運賃引き上げ案を提出しなかったのだと強調した。
葉・立法委員が、運賃の計算方式は1987年以来変わっておらず、運行による利益率は3%から5%になるはずだと説明したのを受け、陳・交通部長は、計算方式はそのままで新たな運賃の案を速やかに提示すると述べた。20年あまり据え置かれてきた台湾鉄道の運賃引き上げの可能性が大いに高まった。