抗日戦争において最も多く日本軍を撃退した孫立人将軍は名将として知られ、中華民国国軍や同盟軍のみならず、日本軍からも尊敬されたといわれる。この孫立人将軍の生誕115周年を12月8日に控え、28日、生誕115周年記念式典が、台北市内の仏光山台北道場で行われた。
式典に出席した馬英九・総統は挨拶の中で、「イェナンジョン(仁安羌)の戦い」に触れ、孫将軍を賞賛した。「イェナンジョンの戦い」は第二次世界大戦の期間、孫立人将軍が国軍を率い、インド・ビルマ(現ミャンマー)国境の戦地に遠征、同盟軍と共に1000名に満たない戦力で、倍以上の戦力を持っていた日本軍を撃退した戦い。孫将軍は7000人あまりのイギリス軍隊を開放し、イギリス・ジョージ6世から大英帝国勲章司令官(CBE)を受賞したほか、アメリカのフランクリン・ルーズベルト大統領から勲章を授与されたほか、中華民国に対する不平等条約が撤廃された。
馬・総統は「華人が戦いに挑み、かつ勝ったことによって、地位は向上した。イギリスとアメリカは中華民国に対する全ての不平等条約を撤廃、領事裁判権も取り消した」と指摘した。そして、台湾が順調に「光復(祖国復帰)」にしたこと、またカイロ宣言が開催されたことについて、孫将軍の「イェナンジョンの戦い」の勝利に感謝しなければならないと語り、この勝利は軍事上のみならず、政治的、外交的な勝利でもあるとして、孫将軍を賞賛した。