馬英九・総統が、アメリカの大手紙で、両岸指導者会談の成果を強調した。
馬英九・総統は23日、中華民国総統の立場で、アメリカの大手紙「USA TODAY」に、さきごろシンガポールで行われた中国大陸の指導者、習近平氏との会談に関する投稿を行った。
馬・総統は同紙に掲載された文章の中で、11月7日に行われた70年来初の台湾海峡両岸の指導者会談について、その目的は、現在の両岸間の和平と繁栄を強固にしたいという願いからだと強調した。
馬・総統は会談前、いくつかの目標を設定したとし、まず国内においては国民に信頼してもらうための透明性のある手続きを踏むこと、両岸関係においては、将来の双方の指導者が交流を行う際、対等でかつ尊厳を得られるスタイルであること、そして国際社会に対しては、習近平氏と共に強烈な和平のメッセージを伝えたいと考え、これは台湾、中国大陸そしてアメリカにとって最大の利益になると考えたと説明した。
そして今回の会見によって、両岸は既に争いを和平的に解決する方法を築きあげていることを示したとして、これは両岸間の架け橋となると共に、双方の指導者が今後、平等かつ尊厳を保った形で会談できる新たなモデルを作り上げたと指摘した。
馬・総統はまた、これは双方の指導者が初めて、正式に「92年コンセンサス」を担保、つまり双方が「一つの中国」を堅持する一方、その「各自解釈」を認めるというものだと指摘した。そして、台湾にとっては「一つの中国」は中華民国を指していると共に、「92年コンセンサス」は両岸関係の重要な基礎であると共に、両岸の現状の一部分になっていると強調した。
馬・総統はそして、初めて中国大陸側に対して、中華民国台湾は、中国大陸の台湾に対する軍備、及び台湾の国際社会参与への圧力などについて、強く関心を持っていることを伝え、習氏に善意、そして具体的な行動を起こすよう求めたことを明らかにした。
馬・総統は、今回の両岸指導者会談は、国際社会に広く受け入れられ、台湾での多くの人々の支持を得たと指摘、自身が総統に就任して以来7年あまり、両岸双方は23項目の協定を締結し、その過程において、双方の指導者は和平以外に、共に繁栄を築くことはできないと知ったと指摘した。
馬・総統はさらに、この7年来の一つの一つの積み重ねがなければ、シンガポールでの会談は実現しなかったとし、こうした信頼関係は得難いものであるが同時に非常に脆いものであると指摘、その上で、「92年コンセンサス」の基礎を堅持できて初めて、台湾海峡の和平と繁栄という現状が維持できると強調した。