蕭万長・前副総統は16日、APECアジア太平洋経済協力首脳会議に馬英九・総統の代理として出席するためフィリピンのマニラを訪問。午後にはそのまま、APEC・CEO(最高経営責任者)サミットに参加、コロンビアのサントス大統領らと対談した。このサミットで、蕭・前副総統は、「台湾企業のイノベーションと企業家精神」と題して講演を行った。
この中で蕭・前副総統は、台湾経済の、投資駆動型からイノベーション駆動型への発展の経験を紹介。蕭・前副総統は、台湾の経済発展は中小企業が中心で、中小企業にとって大企業のようなイノベーションは難しかったが、今では生き抜くために様々なイノベーションに積極的に参与していると説明した。
そして、台湾の経験からは、イノベーションには政府と民間、学術界と企業、大企業と中小企業、地元と世界の結びつきが必要であることがわかると指摘、台湾では政府系の台湾工業研究院が技術面でのイノベーションと人材育成の面で中小企業を大きくサポートしているとして、政府が政策面からイノベーションに有利な環境を整えることの重要性を強調した。
なお、蕭・前副総統は16日、米国のアントニー・ブリンケン国務副長官と会談、TPP環太平洋パートナーシップ協定から、先ごろ実現した馬英九・総統と中国大陸の指導者、習近平氏の歴史的な会談まで幅広く意見交換したということ。