与党・国民党の次期総統候補、朱立倫・主席が10日からアメリカを訪問、アメリカの下院議員と会見した。朱・主席は台湾時間11日午前6時ごろ、最初の訪問先であるロサンゼルスに到着、100名近い華僑が出迎えた。そして、対立候補である、最大野党・民進党の蔡英文・主席が6月に訪米した際に会見したアメリカ連邦議会下院外交委員会のエド・ロイス委員長や中華系アメリカ人初の女性下院議員、ジュディー・チュー下院議員も朱・主席を表敬訪問した。
朱・主席は宿泊先のホテルで、台湾のメディア及びロサンゼルスのメディアに向けた記者会見を行った。ロサンゼルス郡のマイケル・アントノビッチ郡長も出席。朱・主席はエド・ロイス委員長やジュディー・チュー下院議員は古くからの友人であるとして、2人との会見の中で、アメリカの国会が長期に渡り、ICAO(国際民間航空機関)そして、アメリカの下院で先週採択されたINTERPOL (国際刑事警察機構)など、台湾による国際組織への参加を支持してくれていることに感謝した。
朱・主席は、さらに「台湾はTPP(環太平洋パートナーシップ協定)拡大交渉への参加を強く希望している。これは台湾の今後の経済・貿易の発展にとって非常に重要だ。また、現在、中華民国台湾とアメリカが進めている、台湾・米国貿易および投資枠組み協定(TIFA)も非常に重要だ」と述べた。
このほか、朱・主席は両岸関係にも触れ、「『92年コンセンサス』の前提があってこそ現状維持が可能となる。そして、両岸関係を和平的な発展から、さらに一歩進んでウインウインの協力関係にすることができる」と強調。これに対し、ロイス委員長は、先日の台湾海峡両岸指導者同士の会談は、両岸関係にプラスになると評価した。
なお、朱・主席はアメリカ東部時間11日午後にワシントンDCを訪問、アントニー・J・ブリンケン国務副長官、ダニエル・ラッセル国務次官補、スーザン・ソーントンアジア太平洋地域副長官ら高官と対面する予定となっている。