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馬・総統:トップ会談では中華民国と発言

  • 07 November, 2015
  • Editor
馬・総統:トップ会談では中華民国と発言
馬・総統が会談後に記者会見

馬英九・総統と中国大陸の指導者、習近平氏は7日午後3時にシンガポールで初めて対面し、1時間に及ぶ会談を行った。馬・総統は会談後、自ら記者会見を開いてその内容を説明した。

馬・総統は、「会談でははっきりとした共通認識があり、それは過去7年間、台湾海峡両岸関係を急速に発展させ、66年来最も安定かつ平和な状態とした主な基礎は『92年コンセンサス』だということだ。この点で自分と習近平氏とは同じ見方をしている。それなくして今日の会談は有り得ない」と話した。

馬・総統はさらに、「92年コンセンサス」が全ての人を納得させられるとは限らないが、最も重要なのはそれが過去7年来の成果を生んだということで、すばらしい効果だと強調、外国では「92年コンセンサス」は「曖昧さの傑作」と呼ばれることもあるが、「曖昧であろうとなかろうと、問題を解決できるということがもっとも大切だ」と述べた。

馬・総統はまた、台湾の人たちはこの会談の中で「中華民国」という言葉が出たかどうかに関心があるとして、自分は、「中華民国憲法では両岸を『二つの中国』、『中国と台湾』、あるいは『台湾独立』と表現することを認めていない」と、一文字ずつ説明したと明らかにした。馬・総統は、中華民国総統としてのあるべき立場を僅かなりともおろそかにしてはいないと強調した。

両岸の緊張緩和について馬・総統は、台湾の人々は中国大陸側の台湾に向けた武器の配備に関心を寄せていると習近平氏に伝えたとし、習氏の回答は、これらの配備は台湾に向けたものではないというものだったと説明した。馬・総統は、両岸の指導者がこの問題に触れるのは初めてで、自分は習氏が台湾の人々の不安を重視してくれるよう特別に言及したとも説明した。

国際社会への参与問題について馬・総統は、習氏に対し、どちらが先か後かではなく、両岸共に地域の統合に参与できることを希望する立場を伝えたと明らかにした。また、台湾のTPP(環太平洋パートナーシップ協定)、RCEP(東アジア地域包括的経済連携)参与の意欲も伝えた。これに対し、習氏は話し合いに前向きな姿勢を示すと共に、台湾のアジアインフラ銀行、「一帯一路」計画などへの参与を歓迎したという。

馬・総統はまた、行政院大陸委員会主任委員と中共国務院台湾事務弁公室主任との間にまずホットラインを設ければ、双方は緊急もしくは重要な問題について意見交換可能になると主張、習氏はこれについてはただちに対応可能との立場を示した。

習氏の台湾訪問問題について馬・総統は、「訪問を要請しなかった」として、「あわてず、一歩ずつ進めること」が大切との認識を示した。また、任期内の二度目の会談の可能性については、今回の会談で話し合われた内容を整理し、問題点の検討やフォローを優先する考えを示した。

馬・総統は、今回の会談はなごやかな雰囲気で行われ、両岸が安定した枠組みを築くのを助けると指摘、今後誰が中華民国の総統になろうと、このパターンに沿っていけば両岸の平和はさらに全身できるはずだと強調した。

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