国家安全局(国安局)が、台湾海峡両岸が交戦した場合の原発攻撃に否定的な見方を示した。立法院外交および国防委員会は5日、国防部、国家安全局、内政部、交通部などを招き、日本の福島第1原子力発電所と同レベルの原発事故が起きた場合の、軍部の対応などについて話し合った。
国家安全局の蔡得勝・局長は答弁の中で、北京当局は原発を重要なエネルギー源と指定しているので、台湾はアジアおよび中国大陸における原発事故による脅威は免れないと説明した。
蔡・局長は、「たとえ原発が無いとしても、台湾は原子力の脅威が無いわけではない。台湾から最も近いところでは126キロ先に原発がある。中国大陸やアジアの隣国で原発事故が起きたなら、台湾はその影響を受ける恐れがある。しかし、台湾の施設については、先週、日本からやってきた専門家たちも、安全措置が日本より充実していると話していた」と述べ、台湾の原発の安全レベルは日本を上回るとの見方を示した。
蔡・局長はさらに、中国大陸との間で有事となった場合に中共が台湾の原発を攻撃する可能性について、距離が近く、中国大陸にとっても脅威となるので中国大陸側が台湾の原発を攻撃することはないとの見方を示した。