台湾海峡両岸の指導者同士の歴史的な会談が7日にシンガポールで行われる。馬英九・総統はこのため7日午前6時過ぎに、台北松山空港から専用機でシンガポールに向けて出発した。
馬・総統は出発前、空港で談話を発表した。馬・総統は、過去7年半、中華民国政府は中華民国憲法の枠組みの下、台湾海峡両岸は「統一しない、独立しない、戦わない」という現状維持に努め、「92年コンセンサス、一つの中国、各自解釈」を基礎に、両岸交流を進めてきたと重ねて説明。その結果、両岸は23の協定を結べ、各分野で大きな「平和の利益」を生み出しており、現在は両岸関係にとって過去66年で最も安定した時期だとの認識を示した。
馬・総統は、現在は両岸関係をさらに進めるのに適切なタイミングだと考え、このほど両岸の指導者が対面するメカニズムを築き、将来の指導者がこのプラットフォームを利用して両岸関係を継続的に推進できるようにすると説明。
馬・総統は、今回中国大陸の指導者、習近平氏と対面する目的は、過去を振り返ると共に未来を見据え、台湾海峡の平和を強固にし、両岸の現状を維持することだと強調。今回の会談ではこうした目標の達成に全力であたり、台湾海峡をより平和にし、両岸の協力関係をいっそう進めると述べた。会談は午後3時から1時間程度行われるもよう。最初の挨拶を除いて非公開で行われ、終了後各自記者会見を開く。その後、二人は夕食を共にし、馬・総統は専用機で台湾に戻る。
空港の外では馬・総統の支持者が集まる一方、会談に抗議する人たちも数十人いて、馬・総統と習近平氏の白黒写真を燃やして警察に制止される場面も。