台湾海峡両岸の歴史的なトップ会談について、与野党がそれぞれ意見を述べている。与党・国民党の楊偉中・スポークスマンは4日、トップ会談は台湾海峡両岸関係にとって一つの突破口だとし、両岸が過去に対立を緩和して関係の平和的な発展へと進み、さらに協力とウィンウィンへと向かう上での分水嶺になるとの見方を示した。そして、92年コンセンサスを基礎にすれば双方は両岸の政治の現況に向き合えると強調、トップ会談は大きな突破口であり、国民党だけがなしえることだと述べた。
一方、最大野党・民進党の鄭運鵬・スポークスマンは、馬英九・総統が次期総統選挙を控えた敏感な時期に中国大陸側の指導者と対面するのは、選挙を考慮した動きと連想せざるを得ないと指摘、また、密室での決定で、国民党の悪質な習慣が再び現れたと批判した。民進党は、馬・総統は、国民に対し、会談の形式についてはっきりと説明し、主権の矮小化や政治的な約束などは断じてしないことを伝えるべきだと主張した。
また、民進党の次期総統候補、蔡英文・主席は7日午後、民進党は、「対等な尊厳が保たれ、透明で、政治問題にかかわらない」という条件下で、両岸が正常な交流を行うことは歓迎すると強調。蔡・主席はしかし、政府はここ数年、両岸政策で国民の信頼を失っていると指摘し、「馬・総統が退任を間近に控えて、個人としての政治的評価を得るため、台湾の将来に制限を設けることは国民が断じて許さない。馬・総統には自分が責任を取れないことを約束する権利などない」と激しく非難した。
なお、一部の小規模な政党は4日午前、立法院前でトップ会談決定に抗議、立法委員らが馬・総統に対する弾劾や罷免を発動するよう訴えた。