台湾のバイオリン演奏家が日本の大阪国際音楽コンクールの弦楽部門で優勝した。29歳の王建堂さんは先週、日本で行われた大阪国際音楽コンクールで、『シベリウスバイオリン協奏曲』を演奏して弦楽部門で優勝した。この部門で台湾の演奏家が優勝したのは初めて。決勝戦には50名近い演奏家が出場、王さんは優れた演奏が評価された。
王さんは、「演奏前は非常に緊張したが、演奏では爆発力も必要なので、自分を落ち着かせると共に少し体を動かして緊張を解いた」と話した。5歳からバイオリンを学ぶ王さんは、ここ数年、バイオリンに対する態度が大きく変わったという。王さんは、「若いころは自分に挑戦するつもりで弾いていた。演奏のスピードや技をひけらかした。ただここ数年、自分が中学校や小学校でバイオリンを教えるようになってから、演奏をより楽しめばバイオリンもそれに応えてくれ、以前出せなかった一部の音が出るようになった。演奏していると、より音楽と交流している気がする」と話している。
王さんは過去、文化部に優秀な演奏家として二度選ばれている他、香港でのコンクールで優勝したこともあるが、海外留学の経験はない。王さんはこれについて、台湾にある特定の学習システムを中断させることを望まない他、今も国立台湾師範大学博士コースで学んでいることから、海外から著名な演奏家が訪台した際には交流する機会もある述べ、今後も台湾に残ってさらに精進していく考えを示した。