与党、国民党が次期総統選挙の公認候補を、洪秀柱・立法院副院長から、朱立倫・主席に変更した。国民党は17日、全国党代表大会臨時会議を台北市内の国父記念館で開催した。国民党は正式な手続きを経て次期総統候補に洪秀柱・女史を決めたが、民間の世論調査で洪氏の支持率が対立候補、最大野党・民進党の蔡英文・主席に遠く及ばないこと、またそれにより、来年の総統選挙と同日実施される、立法委員選挙でも苦戦が伝えられることから、投票日まで3ヶ月というこの時期に公認候補を交代させる異例の動きとなっていた。
17日の全国党代表大会ではまず、洪秀柱・女史の指名取り消しについて、馬英九・総統、洪・女史ら10名の発言後、挙手での採決が行われ、891人のうち812人がこれに賛成、洪・女史の公認候補としての資格は取り消された。国民党によると、出席すべき全国代表は1607人、そのうち出席したのは981人、そして表決時には891人が残っていたという。
続いて行われた、朱立倫・主席を新たな公認候補とする提案は中央指名審査チームによって臨時中央常務委員会に送られ、党代表大会で、起立と拍手により、満場一致で通過、朱立倫・主席が新たな公認候補に指名された。
朱・主席は昨年の統一地方選挙で、台湾北部・新北市の市長に再選されており、その任期を全うするとして総統選挙出馬には当初から否定的だった。公認候補に決まった後で行ったスピーチで、朱・主席は新北市民に謝罪し、自分が選挙に出るのは、愛する中華民国を守るため、民主政治を守るため、民主と法治社会を守るためだと理解を求めた。
なお、馬・総統ら、発言した国民党の幹部らは、国民党のためではなく、中華民国、そして台湾のためだと、重ねて団結を呼びかけた。