台湾出身で米国で活動しているチェロの演奏家が、数千本のバイオリンなどを台湾の子どもたちに贈る。台湾で生まれた郭虔哲さんは著名なチェロ演奏家で現在は米国で活動している。郭さんは演奏家であると同時に、音楽の教育に特に熱意を持っており、米国ニューヨーク市のウエストポートとグリニッジビレッジに音楽学院を開設している他、基金会も創設している。また、バイオリンやチェロを取り扱うビジネスも手がけており、店舗も所有。2年あまり前には、90歳の婦人から7000本あまりのバイオリンやチェロを譲り受けた。
音楽に携わる上で、ずっと多くの人の助けを受けてきたとする郭さんは今年夏に台湾に戻って演奏会を開いた際、台湾中部の病院を訪ねた。郭さんはそこで、6月に起きた粉塵爆発と見られる事故でやけどを負った患者たちが音楽を聴いて感動している姿を見て強く啓発された。このため、自分の持つすべてを用いて台湾の子供たちのために何かしようと考え、倉庫に眠る数千本のバイオリンやチェロを寄付することを決めた。
郭さんは、寄付する上でもただ無料という観念ではなく、有意義な計画を通じて実施し、贈られたものが本当に効果をあげることを望むとし、賛同する人たちに共同での参与を呼びかけている。