与党、国民党の朱立倫・主席が、次期総統選挙公認候補にまつわる混乱について謝罪した。
国民党は17日、全国党代表大会臨時会議を招集する。これに先立ち、14日の中央常務委員会で、次期総統選挙の公認候補だった洪秀柱・立法院副院長の指名取り消しを通過、全国党代表大会臨時会議での判断を仰ぐこととなった。
朱・国民党主席は、中央常務委員会で、このような苦渋の決断をしなければならなかったことについて、「自らの努力不足、話合いの不足によるものだ。党主席として、全ての党員に謝罪するとともに、洪・立法院副院長にはやるせない思いを与え、困惑させてしまう事になった」として、二度深く頭を下げ謝罪した。朱・主席はまた、洪・立法院副院長の勇気と努力に心から感謝すると述べた。
朱・主席は次期総統副総統選挙まで残り100日を切ったが、国民党の選挙情勢は今までになく低迷しているとして、「皆の焦り、無力感、失望感、および怒りを深く感じている。人々の声、そして世論調査のデータは共に、国民党に対して、まず調子を整えてから、やり直すよう求めている。中央常務委員会は既に方針を決めた。17日の全国党代表大会は権力争いなどではなく、国民党を存亡の危機から救うものである。党主席として、党の消滅を見るわけにはいかない。また、党の仲間の落選を見るわけにはいかない。皆の思いは同じだ。我々は党を愛し、台湾を愛し、また我々の中華民国を愛している。我々の敵は党内にはいない」と強調した。
朱・主席はさらに、「17日の臨時の全国党代表大会以降、みなは団結した国民党だとして、共同で党の主張、理念及び両岸政策を提出し、全ての党員が必ず団結し、人々の選択を勝ち取れるように努力する」と述べた。全国党代表大会では朱立倫・主席が公認候補となることが確実視されている。
朱立倫・主席は現在、新北市市長を務めている。これについて、最大野党・民進党の立法委員は14日、立法院内政委員会予算審議の際、中央選挙委員会の劉義周・主任委員に対し、仮に朱立倫氏が新北市長を辞任し、次期総統選挙に出馬し落選した場合、朱氏は再び新北市長の補欠選挙に出馬できるのか問いた。
これに対し、劉・主任委員は、内政部ではさきごろ、「地方制度法」をこれまでの「再選については一回まで再選できる」という法律のうち「一回」を「一期」に改正した。仮に朱氏が新北市長の補選に出馬した場合には、まだ2期目の任期中となることから、補欠選挙には出馬できると説明した。