日本、神奈川県の横浜市の中華街で10日、中華民国の建国記念日にあたる双十国慶節の祝賀セレモニー及びパレードが行われた。日本では3連休の初日となった10日、中華街には日本人を初め、海外から日本を訪れた観光客も多数おり、台湾華僑の人たちとともに中華民国の国旗を手にして、パレードに参加した。
国慶節のセレモニーは横浜中華学院のグラウンドで行われた。横浜華僑総会の羅鴻健・会長のほか、中華民国台湾の日本における大使にあたる台北駐日経済文化代表処の沈斯淳・代表、陳調和・同副代表、横浜弁事処の粘信士・処長、そして日本における華僑団体の代表、日本各界の親善友好団体の代表などが一堂に会した。
沈・代表は挨拶の中で、「馬英九・総統は、2008年に中華民国総統に就任以来、中華民国台湾と日本の関係を『特別なパートナーシップ関係』と位置づけ、両国の各領域における交流を全力で進めてきた。一方で、日本の安倍晋三・首相もさきごろ日本の参議院で『台湾と日本は同じ価値観をもつ、日本にとって重要なパートナーであり、友人だと指摘した」として、両国の友好関係の親密ぶりを強調した。
沈・代表はさらに、両国は2008年から今まで、双方の協力のための枠組みをより強固なものとするために25項目の協定を締結してきたとして、まず観光面では今年1月から8月末まで、双方の人的往来はのべ355万を超えたと紹介。双方の継続的な協力、努力により、のべ500万人という次の目標が、達成される可能性は高いと述べた。
また、文化面では、台北駐日経済文化代表処が6月12日、東京虎ノ門に「台湾文化センター」を設立したほか、来年の秋には東京国立博物館と九州国立博物館の文物が、今年の年末にも、中南部の嘉義県にソフトオープンが予定されている国立故宮博物院南部分院で展示されるとして、こうした様々な文化活動を通じて、両国の人びとの相互理解を促し、より親密な友好関係を構築していくことを希望した。
経済面においては、今後も引き続き、両国間の経済連携協定(EPA)及び二重課税回避協定の締結により、双方の経済貿易における協力関係をいっそう深めるとともに、日本政府に大使、中華民国台湾のTPP(環太平洋パートナーシップ協定)への参加指示を訴え、手を携え、アジア太平洋地域の経済繁栄と和平安定を作り上げたいと呼びかけた。
セレモニーの後に行われたパレードでは、お祝いの飾り付けを施した先導車や爆竹隊、国旗を手にした人びとが「中華民国万歳、中華民国万歳、自由民主平和万歳、台日友好万歳、台湾大好き」などのスローガンを叫びながら中華街を練り歩いた。