10月10日は中華民国の建国記念日の双十国慶節。台北市内の総統府前広場では盛大な祝賀大会が行われた。2008年に就任し、2012年に再選を果たした国民党の馬英九・総統の任期において最後の双十国慶節でもある。この大会に、最大野党・民進党の次期総統候補、蔡英文・主席が出席した。
蔡氏は今回の祝賀式典に民進党の党首として、同党立法院党団(議員団)幹部や立法委員、自治体の首長ら24名を率いて参加。馬英九政権の7年間で民進党党首が祝賀大会に出席したのは初めて。
大会前、マスコミの取材に応じた蔡・主席は、台湾は現在、困難な環境に直面しており、内外に課題を多く抱えているとし、野党が国慶節の式典に参加するか否かが話題となる現状にも触れて、自分が今回参加した目的の一つは、今後はこのようなことが話題にならなくなることを期待するため、もう一つは、国家としての団結のムードを高め、団結することで台湾の非常に貴重な民主と自由を守るためだと語った。蔡氏はまた、選挙戦の状況に関わらず、国家の団結を維持することを望むとも語り、「団結」を強くアピールした。