今年6月に行われたチャイコフスキー国際コンクールバイオリン部門で最高位を獲得した台湾の21歳のバイオリニスト、ツェン・ユーツェン(曾宇謙)さんが9日、ルクセンブルク国際音楽祭で演奏した。韓国のピアニスト、ジンサン・リー(Jinsang LEE)氏との初共演だった。ツェンさんにとって、チャイコフスキー国際コンクール以来、3ヶ月ぶりの欧州で、特にルクセンブルクは初めて。
ツェンさんは、11月に台北市内で行われるミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の公演でバイオリンを独奏する予定。ツェンさんは、主席指揮者、ロシアのヴァレリー・ゲルギエフ氏を非常に尊敬しており、今回のステージにかなり興奮気味。ツェンさんによると、ゲルギエフ氏はリハーサル嫌いで、30分の曲でも5分間の練習で演奏者の特長を把握してしまうという。ツェンさんは、かねてから憧れていた名指揮者との共演に今から大きな期待を寄せている。ツェンさんは、来年には、台湾でリサイタルを開催する計画があるという。