最大野党・民進党の主席が7年ぶりに国慶節祝賀大会に出席する。民進党の阮昭雄・スポークスマンは9日、民進党の次期総統候補、蔡英文・主席は現在日本を訪問中で帰国予定は10日だが、台湾北部・台北市の総統府前広場で10日に行われる国慶節祝賀大会に出席するため、帰国を早めると説明した。これにより、国民党を中心とした勢力と、民進党を中心とした勢力の対立の打開を目指すことを具体的な行動で示すという。
阮・スポークスマンは、「蔡英文・主席は、団結した新たな台湾が必要だが、それは自然にもたらされるものではないと考えており、率先してその姿勢を示す。様々な意見や困難もあるだろうが、団結への方向は人々に受け入れられるはずだ。また、蔡・主席は行動で対立を終わらせることを希望している。寛容であってこそ和解でき、和解できてこそ団結できるからだ。団結した社会が台湾をよりよくし、必要な改革が実現できることを望む」と述べている。
計画によると、蔡英文・主席は民進党の呉釗燮・秘書長をはじめとする党の幹部、立法委員らと共に民進党として24人で出席するということ。また、10日の午前9時45分には会場近くの重慶南路で談話を発表する。民進党の主席は、政権を失った2008年から、国慶節祝賀大会には出席していなかった。
なお、蔡英文・主席が訪日中に、日本の安倍首相と面会したかどうかが話題になっている。日本のメディアが9日に報じたところによると、蔡英文・主席は8日、滞在先のホテルで安倍首相と非公式に対面したという。
報道によると、8日昼1時過ぎ、安倍首相はこのホテルで弟の岸信夫衆議院議員、地元山口県の知事、県議会議長らと昼食をとった。この時間に蔡英文・主席もちょうど、日本の対台湾窓口機関・交流協会の大橋光夫会長と食事中だったという。双方はいずれも対面を否定しているが、非公式に意見交換したものと受け止められている。