馬英九・総統が、台湾海峡両岸関係の原則は「一つの中国、各自解釈(一中各表)」だと改めて述べた。馬・総統は8日、「2015年世界平和大会」に出席した。馬・総統はあいさつの中で、台湾海峡両岸関係を改善する重要な原則は、現状維持と「92年コンセンサス」だと指摘した。
馬・総統は、「まず、中華民国憲法の枠組みの下で、台湾海峡両岸が『統一しない、独立しない、戦わない』という現状を維持する。次に、『92年コンセンサス、一つの中国、各自解釈』を基礎に、両岸の関係の平和的な発展を推進する。この二つの基本原則により、両岸関係は徐々に改善されてきた」と述べた。
馬・総統はまた、総統就任以来、台湾海峡、東シナ海、南シナ海の三つの海の平和を推し進めてきたとし、平和の促進に全力を尽くしてきた結果、中国大陸、日本、米国のいずれとの関係も現在はこれまでで最もいい状態だと説明した。
一方、与党・国民党が7日、臨時全国代表大会を今月中に開き、次期総統候補の変更を議論することに決めたことについて、馬・総統は報道陣に対し、「選挙戦が厳しく、士気が落ち込んでいる今、国民党はいっそう団結が必要だ。半年前、誰も総統選挙に名乗りを上げない中、その大役をあえて買って出た洪秀柱・立法院副院長に我々は敬服している。そして今、朱立倫・党主席が洪・副院長とよく話し合うことを期待する。自分は党中央の決定を支持する」と述べている。
この大会には、洪秀柱・女史も参加、あいさつを終えて会場を後にする馬英九・総統とロビーで握手、馬・総統は、「団結して勝利を追求しよう」と応じた。洪・女史は支持率調査で、最大野党・民進党の公認候補、蔡英文・主席に遠く及ばないことから国民党は公認候補を変更することを検討し始めている模様で、洪・女史はこれに反発。馬・総統が「党中央の決定を支持する」と述べたことで、公認候補交代の可能性がいっそう高まったものと見られている。