9月の輸出は前年同月比で14.6%減った。財政部は7日、9月の税関ベースの貿易統計を発表。9月の輸出金額は225億4000万米ドルで、前年同月比で14.6%のマイナスだった。この減少率は9月として過去5年で最大。また、月ベースでの輸出の前年割れは8ヶ月連続。一方、輸入もマイナス成長で、減少率はさらに過去6年で最大となった。
財政部は、世界の需要が低迷する中、半導体の在庫の減り方が緩慢なこと、原油価格と銅価格の安値が続いていることなどを理由としてあげた。また、9月末には台風21号の影響で海と空の貨物輸送が影響を受けたことも様々な原因の一つとされている。これにより、輸出入ともに、世界的金融危機以来最も振るわない状態に。
財政部統計処の葉満足・処長は、「世界経済の成長が鈍化し、米ドル高が一部地域の購買力を押し下げている。このため世界の需要が弱い。特に電子製品の中間財のニーズが低迷し、半導体の在庫処理のサイクルを延長している。電子製品の部品の輸出に高度に依存する台湾にとって影響が大きい」と話した。
輸出の品目別に見た場合、9月は自動車部品など輸送設備が増えたのみで、電子製品は7ヶ月連続のマイナス成長。物価の低迷と、電子製品の輸出は来年第1四半期にならなければ回復しないとの予測の下、今年第4四半期の輸出も引き続きマイナスになる見通し。
今年1月から9月までの輸出は2124億米ドルで、前年比で9.4%のマイナス、輸入は1738億米ドルで前年比16.5%のマイナス。