国家実験研究院が、世界初の橋梁崩壊警報システムを開発した。異常気候や極端気象による影響が強まる中、国家実験研究院は、傘下の六つの組織を統合し、台湾中部を流れる大規模な川、濁水渓流域の橋脚をサンプルとして研究を4年間進めた結果、技術が成熟したとして、6日に世界初の橋梁崩壊警報システムを発表した。
台湾には現在、橋梁は大小合わせて2万カ所に達し、交通の重要な中心となっている。極端気象による橋の崩壊をできるかぎり防ぎ、人命を守るため、国家実験研究院は傘下の国家地震エンジニアリング研究センター、台風洪水研究センター、ICシステムデザインセンター、ナノデバイス実験室、器具科学技術研究センター、国家高速ネットワーク計算センターを統合、共同でこのシステムを作り上げた。
国家実験研究院によると、現在、世界で橋を封鎖して通行を禁じるための根拠は、河川の水位が橋げたまで約1.5メートルに迫った時とされている。しかし、河川の水位上昇と橋脚が土砂などで損傷することの間に完全な関連性はない。このため、国家実験研究院は、水流の振動を観測でき、防水で、衝撃にも耐えられるチップを橋脚の下の川底に埋設し、川底の土が流されている状況をモニタリングすることにした。データは高速ネットワークによって直ちに送信される。
国家実験研究院では、このシステムなら年中、そして天気にかかわらず橋梁の安全を把握でき、橋脚が傷つき橋が崩落する6時間前に警報を発令できると説明した。