台風21号は28日午後5時40分ごろ、台湾北東部・宜蘭県の蘇澳に上陸し、各地の雨風が強まった。蘇澳では17級(秒速56.1メートルから61.2メートル)を超える突風を観測している。28日夜から29日正午までの間が、台湾がもっとも大きな影響を受ける時間帯となる。台湾は29日午前10時ごろには暴風域の脅威から抜け出すものと予想されている。
中央気象局によると、28日午前10時ごろに宜蘭県と東部・花蓮県が台風21号の暴風域に入り、その後は地形の影響を受けた台風21号が移動速度を速めた。1時間に38キロメートルの速度で西北西に移動し、5時40分ごろに上陸。台湾本島はほぼすっぽり暴風域に入る形で、各地で雨と風が強まった。・宜蘭県の蘇澳で観測された17級の強風は、同観測ステーション設置以来二番目に強い風だという。北部の港湾都市、基隆市でも14級(秒速41.5メートルから46.1メートル)、台北市でも13級(秒速37.0メートルから41.4メートル)が観測された。
北部の山間部では累計の雨量が500ミリに達し、中部でも雨が強まっている。