外交部の林永楽・部長が、アメリカのオバマ大統領と中国大陸の習近平氏との会談の内容について、すでにアメリカ側から連絡を受けていると明らかにした。
中国大陸の政治指導者、習近平氏は25日に、アメリカでバラク・オバマ大総統との会談を行う。与党・国民党の林郁芳・立法委員は23日、林永楽・外交部長に対し、アメリカは、中華民国外交部及びアメリカに駐在する中華民国の出先機関に対して、関連のレポートを提出したかどうかについて質問を行った。
これに対し、林・外交部長は「アメリカ側と中華民国のコミュニケーションは非常に密接だ。中華民国政府は、今回の会談で言及される議題についてある程度把握している。今回の会談で台湾問題に言及されることは我々も了解しており、アメリカの立場も非常にはっきりしている。アメリカが我々の利益を損なうことはない。関連状況についてはすべて把握している」と説明した。
林・立法委員はさらに、中華民国による南シナ海南沙諸島の太平島における滑走路の建設や機関砲の装備に対する、アメリカの見方についても聞いた。
これについて林・外交部長は、「アメリカは我々のやり方について、基本的に非常に肯定している。馬英九・総統が提唱する南シナ海平和イニシアチブについても、アメリカは直ちに肯定した。アメリカは我々が和平、協力を促す役割を果たしていることについてしっかり理解している」と説明した。
なお、ヨーロッパで唯一中華民国と正式な国交をもつバチカン市国が、中共と国交を樹立するという噂について、林・部長は「単なる噂に過ぎない。バチカンは宗教の自由という立場を堅持している。中華民国とバチカン市国との関係は安定しており、双方は中東諸国の難民への援助を共同で行っている。ただ、外交部は引き続き、関連の状況を注視していく」と説明した。