オバマ大統領と習近平氏との会談について、アメリカが台湾の民主を尊重する立場を示した。中国大陸の政治指導者、習近平氏は23日、アメリカのシアトルに到着した。習氏は24日、ワシントンDCに向かい、25日、ホワイトハウスでアメリカのバラク・オバマ大統領と会談を行う。
ワシントンの外国人記者クラブでは現地時間22日午後、この会談に関する記者会見が行われた。アメリカ国家安全保障会議のダニエル・クリテンブリンクアジア上級部長が就任後初めてメディアの前に姿を見せたほか、ダニエル・ラッセル国務次官補も出席。二人は共に、会談で台湾の議題、および両岸関係の展望に言及された場合について、アメリカの長期間に渡る一貫した立場に変化はないと強調した。
クリテンブリンク・アジア上級部長は、アメリカは台湾の民主政治のプロセスを尊重しており、干渉することはないと強調、両岸及び台湾に関する議題について、「アメリカの立場は終始一貫しており、中国大陸と交わした『三つの共同コミュニケ』、および国内法の『台湾関係法』における『一つの中国政策』を遵守している。アメリカにとって根本的な利益は、平和的で安定した両岸関係だ。両岸のいずれかが一方的に現状を変えることには反対だ」として、スーザン・ライス大統領補佐官の21日の談話の内容を重ねて強調した。
ラッセル国務次官補は補足する形で、アメリカと中国大陸の相互関係に関する対話の中で、中共の職員及び指導者が台湾について言及することは常態的だと指摘、「アメリカの立場は一貫して、両岸関係の安定維持と台湾の人々の民主の権利の尊重だ。アメリカは今後も引き続き北京当局との話合いや北京当局の自制を求めることで、両岸間の信頼関係と安定を維持していきたい」と述べた。
クリテンブリンクアジア上級部長の前任にあたるエバン・メデイロス氏は、台湾についてのアメリカの政策は非常に明確で、立場が終始一貫していると強調、両岸関係の安定維持については、北京と台北双方に責任があると述べた。メデイロス氏はさらに、「中共の指導者及び、中華民国台湾の来年の総統選挙の勝者は共に両岸関係の安定を維持できる政治的枠組みをみつけないといけない」と指摘、「これは台湾、中国大陸、アメリカの三者にとってプラスとなる」と述べた。また、両岸関係の安定維持はアメリカにとっても非常に重要だと強調した。