国家防災デーで、馬英九・総統が予防性避難の重要性を強調した。馬英九・総統は国家防災デーの21日、台湾北部・新北市・林口区で大学生たちと共に避難訓練に参加した。この活動は地震を想定したもので、避難訓練はしゃがみこむこと、頭などを守ること、体の安定を保つこと、机の脚などをつかむことなどだった。
馬英九・総統は、こうした動作を軽んじてはならず、上手になり、しばしば訓練しておくことで、動作が反射的な動きとなり、多くの命を救えるのだと力説。馬・総統は、政府は1999年9月21日に台湾大地震が起きたことを受けて災害防止救助法を制定、災害を分類すると共に、災害救助と被災者の住まいの確保、被災地の再建への手続きを制定したと説明。その上で、馬・総統は、予防性避難の重要性を再び強調、2009年夏の台風被害で予防性の避難をしていなかったならば、さらに1000人あまりの犠牲者が出たかもしれないと指摘した。
馬・総統は、「こうした災害を減らす、『減災』の働きはすでに生まれている。行政院農業委員会水土保持局は台湾全域で1300人の防災人員を訓練した。土石流を防ぐためだ。これは大きな成果を挙げた。2009年の台風被害の際には9000人近くを避難させた。後から計算したところ、避難していなかったら1046人が亡くなったとされる」と話している。
馬・総統は、政府は、「防災は災害救助に勝り、災害から離れる『離災』は災害救助に勝る」という原則、「災害を侮らず、規模を大きくとらえた対応で備える」という原則、「部署を超越し、兵力を前もって確保し、随時防災、救助に向かう」という原則を堅持して、災害防止と救助に取り組んでいくと強調した。