マレーシア・クアラルンプールでのデモを受け、外交部が現地に住む台湾の人たちの安全に関心を寄せている。マレーシアの市民団体は8月末に汚職疑惑のナジブ同国首相退陣を求め、クアラルンプール市内で大規模なデモを行った。一方、マレーシアのナジブ首相を支持する側の人も16日に、8月のデモに反対する大規模な集会を開いた。
外交部の関係者は、参加しているのはマレーシアの人たちで、首相退陣を求める団体には中華系の人も多いとは言え、いずれの要求もマレーシア内部のことだと指摘。このため中華民国としては尊重するしかなく、コメントする立場にないと述べている。また、今回のデモは中華系の人たちに対する排斥運動ではないので、中華民国としての関心はクアラルンプールの社会秩序だとしている。
外交部は、現地で暮らす、もしくはビジネスのため滞在する台湾の人たちへの影響を懸念しており、14日に領事業務の通達としてマレーシアにおける台湾の人たちが身の安全に注意するよう呼びかけたという。16日の集会後は大きな社会運動は起きていないが、マレーシアにおける在外公館は引き続き事態の成り行きを見守っていくとしている。