6年あまりの修復工事を経て、阿里山森林鉄道が終着駅まで走行した。阿里山森林鉄道は2009年の台風8号による被害で運行を停止していたが、6年あまりに及ぶ再建と修復を経て、15日に台湾中部・嘉義県の北門駅から阿里山駅までの試験運転を行った。列車が阿里山駅にゆっくり到着すると試験運転にかかわった人たちは歓喜の声をあげ、12月25日の全区間での運行再開に期待した。
大手日刊紙、「聯合報」が17日に伝えたところでは、阿里山森林鉄道は嘉義駅から阿里山駅まで全長71.4キロメートルで、そのうち竹崎駅と奮起湖駅との区間は2008年の豪雨により寸断された。そしてさらに翌年、台風8号による山崩れが起き、阿里山森林鉄道は運行停止に追い込まれた。
去年初めには竹崎駅と奮起湖駅の区間で運転が再開され、本線の奮起湖駅から阿里山駅に至る区間と、最も被害が深刻だった二萬平駅、作業が困難を極めた2本の新しいトンネルの工事が最近相次いで完了した。
15日のほぼ全区間での運転は、2009年の台風8号による被害以来のことで、白地に赤のラインが入った冷房車が阿里山駅に戻ってきた。阿里山駅で屋台を出している業者たちは普段と異なる列車が山を登って来たのを見て仕事の手を休めて出迎え、「台風の被害の後、皆が期待していた全線開通の時が来た」と話していた。
台湾鉄道・阿里山森林鉄道管理処の張錦松・処長は、「沿線をチェックしたところ、レールを支える施工基面の一部はさらに強化が必要だ。枕木の一部も取り替えなければならない。また、レールの幅や軌道の高さも調整する必要がある」と述べた。
台風被害から6年あまりが経過したが、奮起湖駅と阿里山駅の間は走行していなかったため、新たに加わった運転士を含めたすべての運転士は厳格な訓練、ならびに線路状況と路線の熟知が必要だという。