中華民国台湾のパスポートを持った人が国連欧州本部の見学を拒否されたことに対し、外交部が厳重に抗議した。外交部は17日、遺憾の意と共に、受け入れられないとの立場を示し、すでに厳重に抗議したと明らかにした。また、各種外交ルートを使って国連と交渉中だとし、国連が中華民国のパスポートと運転免許証、もしくは身分証があれば見学を認めた従来のやり方に戻すよう希望すると述べた。
スイス・ジュネーブにある国連欧州本部、「パレ・デ・ナシオン」の見学を希望した台湾の人が、中華民国のパスポートを示したことで見学を拒否された。外交部国際組織司の徐佩勇・司長は17日の定例記者会見で、「中華民国は1971年に国連脱退を余儀なくされてから国連関連の会議や活動への参加は難しく、制限されたり妨害されたりしており、外交部は今回のような事件の発生を遺憾に思う」と述べた。
徐・司長は、「政府は、国連のこのようなやり方をこれまでも受け入れておらず、受け入れるわけにはいかない。国連欧州本部のやり方に対し、当然我々は厳重に抗議する。交渉ルートは国連の一部の部署を通す他、一部の友好国に協力を要請し、彼らと共に我々が国連の関連部署と話し合えるよう求めていく」と述べた。
見学を拒否された女性は、パスポートと身分証を提示した後で拒否されたという。徐・司長は、これについて、「国連はかつて、‘2つの証明書’を示すことで台湾の人が見学することに同意していた」と指摘。徐・司長は、「過去のある期間において、‘2つの証明書’が使えたが、国連のやり方は一定しておらず、ある時は許可し、ある時は拒否する。我々は引き続き努力し、台湾の人がパスポートと第2の証明書を示すことで、その見学を認めるという従来のやり方に戻すよう希望する」と述べた。
徐・司長はまた、「国連には国連の政策があるが、やり方が一定していないことは、この件について国連内部で立場が一致していないことを示している」と強調。そして、「中華民国は尊厳が保たれる形で国連の活動に参与できるよう希望する。尊厳は中華民国と国民にとって非常に重要だからだ」と述べた。