デング熱感染者数が一万人を突破、17日から患者を病状別に三段階に分けて対応することとなった。
衛生福利部疾病管制署は16日、台湾における最新のデング熱感染者数のデータを公表した。16日には台南市で437件、高雄市で78件など合計522件増え、今年5月から16日までの台湾全域におけるデング熱の感染者数は1万384人と一万人を突破した。このうち、南部、台南市で9103件、同じく南部、高雄市で1108件に達しており、感染者の99%は台南市、高雄市、屏東県の3つの自治体に集中している。
こうした感染の拡大に対応するため、政府は15日、デング熱中央感染防止対策センターを設立したが、昨年も高雄市を中心にデング熱が発生し、感染者数が1万5000人を突破したにも関わらずセンターは設立されなかったため、政府の基準を疑問視する声が上がっている。これについて疾病管制署の荘人祥・副署長は「政府はこれでも一貫して介入してきた。特に中華民国国軍の化学兵はすでに自治体に乗り込み、拡大防止のサポートを行ってきた」と説明した。
また、荘・副署長は、今年、センターを感染者数が1万人に満たない15日の時点で設立したことについて、「中央で感染防止対策センターを設立することにはさらに取り組みを強める意味合いがある。今年のデング熱は各自治体にまたがっての流行となっており、感染防止をより強化するために早めに設立した」と説明した。
なお、デング熱中央感染防止指揮センターは17日からデング熱の感染者について病状の程度別に三段階に分け、軽度の病状の感染者は自宅静養に、中度の感染者は、台南市の台南病院、市立台南病院など4つの病院で治療、重症の感染者については高雄市の高雄栄民総合病院、高雄長庚病院、台南市の奇美病院など6つの医療センターで治療を受ける方針と明らかにした。
なお、この6つの医療センターの15名の医師により顧問チームを結成し、診断のサポートを行う。また、スクリーニング検査のための試剤は17日から公費でまかなうこととなった。