訪日中の鄭文燦・桃園市長が8日、中華民国台湾のTPP参加支持を訴えた。北部、桃園市の鄭文燦市長は、3日から訪問団を率いて、日本を訪問している。一行は8日午後、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の会長を務める森喜朗・元首相を表敬訪問した。
鄭・市長は、森・元首相とラグビー、野球、相撲、柔道、テコンドーなど5種目の競技について意見を交わした。鄭・市長は2006年、台北市の台北アリーナで行われた大相撲台湾場所について触れ、メディア報道を通じ、台湾で大フィーバーとなったと話した。森・元首相は、映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」を見たと語り、野球は台湾と日本の交流の共通言語だとして、交流深化を希望した。
鄭・市長はこのほか、日本企業の台湾への投資密度が最も高いのは桃園市であること、桃園国際空港MRT(新交通システム)が来年3月に開通し、台北市、新北市と結ばれ、利便性がさらに向上するなど、桃園市の今後の発展をPRした。
なお、表敬訪問の際、日本でTPP(環太平洋パートナーシップ協定)の交渉を担当する甘利明・経済再生担当大臣がちょうど森・元首相を訪ねてきたことから、森・元首相が甘利大臣を、鄭・市長に紹介した。
鄭・市長は甘利大臣に対して、今後も引き続き日本企業が桃園市へ積極的な投資するよう希望。また、甘利大臣がTPPの議題に言及したことを受け、「台湾も自由貿易の流れを避けることはできない、中華民国台湾のTPP参加のプロセスにおいての、各方面の協力が必要だ」と訴えた。